RSJ#100特殊エポキシ樹脂といえば、防食ライニング材料で、弊社が最も自信を持って提案しているライニング材料です。
エポキシ樹脂は一般的に、アルカリ性には薬品耐性があり、酸性には弱いとよく言われますが、RSJ#100の耐食材料は、強い耐酸性も有しています。つまり幅広い耐薬品性があります。
また、エポキシ樹脂の代表的な特徴の一つである接着力(密着性)については、接着剤としても市販されていることから、言うまでもなく優れています。
それに加えRSJ#100は、水中(100%湿潤)環境でも問題なく硬化する特徴もあります。
RSJ#100エポキシライニング工法は、幅広い薬品耐性、優れた密着性、施工環境を選ばない水中・湿潤硬化性をいかした作業性の良さがあります。
その他にも、RSJ#100の魅力は多岐にわたりますが、ここでは、なぜRSJ#100エポキシライニング工法が選ばれ、信頼を頂けているのかを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
RSJ#100特殊エポキシ樹脂の製品情報
RSJ#100は、主剤と硬化剤を適切な割合で混合し硬化させる、熱硬化型2液性の無溶剤エポキシ樹脂材料です。幅広い薬品耐性と水中硬化性があります。
このRSJ#100の耐食材料に、無機セラミックを特殊な方法で大量に配合・整列させる技術で、塗膜内に薬液浸透を防ぐ防食機能を有することで環境遮断、母材を保護します。
RSJ#100の粘度タイプは2種類あります。
通常タイプ | 1回塗りで厚膜に塗布でき、ハケやローラーでの塗布が可能ですが、粘度は高いです。ヘラやバッカ―等で仕上げると綺麗に仕上がります。 |
コテ塗りタイプ | コテ塗りで塗布する最適な粘度、1回で2mm程度の厚膜仕上げが可能です。 |
いずれのタイプも高粘度で、1mm以上の超厚膜に仕上げることができる内容になっています。
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防食ライニング材料の決め手となる項目とRSJ#100エポキシ樹脂ライニング
1:耐薬品性は良いか
RSJ#100はアルカリ性から酸性まで、幅広い耐薬品性に優れています。

RSJ#100の薬品耐性
エポキシ樹脂は一般的にアルカリ性には耐性がありますが、RSJ#100は酸性に対しても十分な耐性があり、幅広い薬品耐性がある材料です。
表は浸漬試験による耐性確認の結果です。(参考資料)

薬液透過を防ぐ防食構造
RSJ#100には、セラミックの無機材が、エポキシ樹脂の中に特殊な方法で大量に配合・整列させる技術により、塗膜内に薬液が浸透しにくいバリヤ構造を形成します。
大量の無機セラミックは、防蝕機能の他に、硬化の際の硬化収縮による内部応力(塗膜内ストレス)の緩和、分散効果があります。
2:作業性はよいか
現地施工では、当日の天候や季節、施工環境により、湿潤環境になるケースが多々あります。
- 湿気で鉄面に水滴がついてしまう
- コンクリートから液体が染み出てくる
- 雨が降ってきた
- 躯体の隙間から液漏れがある
ほとんどの塗料(樹脂)は、水分がある状態では作業が出来ません。場合によっては汗が落ちただけでも密着不良になるケースもあります。しかも納期が延ばせないから、工程も変えられないという事態はよくあるケースです。
RSJ#100の特徴である水中硬化性を活かせば、100%湿潤状態があっても対応が可能になります。
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このように、現地施工では不測の事態に直面した場合、対応できる材料の選定をしておく必要があります。
まとめ
RSJ#100エポキシライニング工法は、FRPやゴムライニングのような貼り付け作業をすることなく、塗り工程のみで作業ができ、シームレスに仕上げることができます。特徴である優れた密着性と水中硬化性で、補修やメンテナンスの作業性の良さを実現しております。
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