フレークライニング工法による作業プロセスの革新!(株)RSテック

フレークライニング工法は、FRPライニングの次世代ソリューションです。従来のガラスマットやクロスなどの強化ガラス繊維に代わり、樹脂内にガラスフレークを混合することで、作業プロセスを革新しました。この方法により、強化繊維の貼付けや積層、脱泡作業を不要にし、塗り工程だけで施工を完結できます。

(株)RSテックが提供するフレーク材料は、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂の三種類をラインナップ。独自の技術により、通常より多量のフレーク材を樹脂に混入させ、硬化後にはフレークが均一に配列します。これにより、塗膜が薬品などの浸透を防ぎ、優れた防食機能を発揮する耐食塗膜を形成可能にしています。

(株)RSテックは、防蝕ライニング用樹脂の販売、防蝕設計、施工を一貫して行い、防蝕に関わるあらゆる問題解決を目指しています。お客様のニーズに合わせた最適な防蝕ソリューションを提供し、トータルサポートを通じて確かな安心をお届けします。

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この工法は、化学プラントや水処理施設など、厳しい環境下での耐腐食性が求められる場所に最適です。短時間での施工とメンテナンスコストの削減が可能となり、長期にわたる施設の安定稼働に貢献します。

フレークライニングとは

防食ライニングの分野における「フレークライニング」とは、フレーク状の無機物を含んだライニング材(樹脂)を使用する技術です。このフレークライニングの目的は、腐食に対する耐性を高めることにあります。一般的に、フレークライニング材にはガラスフレーク、グラファイトフレークなどが利用されます。

フレークは、塗布されるライニング材の中に均一に分散され、乾燥塗膜内に配列されることで、複数の層を形成します。それぞれのフレークは重なり合って密なバリアを形成し、腐食媒体(水、化学物質、塩など)が基材に到達するのを防ぎます。レークの効果で形成される防食バリア機能のおかげで、液体やガスの浸透を効果的に阻害できます。

フレークライニングは、化学プラント、廃液設備、排水処理施設など、厳しい腐食環境にさらされる工業設備に特に有効です。

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フレークライニングの特長

以下は、フレークライニングの特徴を表にまとめたものです。

特徴説明
防食バリア構造無機フレーク材が整列し、腐食要因の物質の浸透を抑制する
硬化収縮の緩和フレーク材を大量に添加することで硬化時の収縮を減らす
耐摩耗性の向上フレークを配合することで摩耗に対する耐性が上がる
耐熱性の向上無機フレーク材の配合で耐熱性が上がる
作業性の向上FRPライニングの強化繊維の貼付けや積層、脱泡作業を不要にし、塗り工程だけで施工を完結

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(株)RSテックのフレークライニングの種類

(株)RSテックのフレークライニングは3種類の樹脂で構成されており、それぞれ特徴のある耐食皮膜を形成できる工法になっております。

以下は、各種フレークライニング材料の特徴をまとめた表です。

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1:RS#200不飽和ポリエステルフレークライニング工法

RS#200軟質不飽和ポリエステル
軟質不飽和ポリエステル「RS#200」

不飽和ポリエステル樹脂を使用したRS#200フレークライニングは、乾燥塗膜が軟質になるように設計されており、応力を分散し、収縮クラックを防ぐための柔軟性を高めたことが特徴です。このライニング方法は、FRPライニングの標準的な仕様を簡単に代替することが可能です。RS#200を使用することで、ガラスマットやクロスの貼り付け作業を省略し、大幅な工期の短縮とコスト削減が実現し、高い作業性を提供します。

また、硬化剤の調整により、さまざまな環境や温度に応じて硬化速度やポットライフを柔軟に変更できるため、四季のある日本において温度差がある施工現場での対応が容易です。

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2:RS#300ビニルエステルフレークライニング工法

RS#300(ビニルエステルフレーク)は不飽和ポリエステルと同等の作業性があり、硬化剤の量で、硬化速度やポットライフを調整できるので、温度や現場の状況で対応しやすい作業が可能です。

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RS#200は優れた耐酸性を有していますが、軟質という特性を利用した応力緩和効果もあります。幅広い薬品耐性のあるRS#300(ビニルエステル)と躯体との中間層として機能させることにより、より安定したハイスペックな耐酸仕様となります。

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3:RSJ#100特殊エポキシフレークライニング工法

RSJ#100防食ライニング工法は、高い接着力を持ち、様々な化学薬品に対しても幅広い耐性を示します。この工法は、防食バリアとして機能する無機セラミックを利用しており、環境遮断性に優れているため、保護が必要な構造物に最適です。また、水や湿気のある場所での硬化が可能であり、現場でRSJ#100のエポキシパテを作ることができるなど、従来の技術では施工が困難だった現場にも対応可能な進化した防食ライニング工法です。

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RSJ#100に配合している無機セラミックは、フレーク材と類似していますが、その形状は少々異なります。

まとめ

FRP(Fiber-Reinforced Plastics)ライニング技術は、高度な職人技によるガラス繊維の積層と脱泡工程で知られており、これにより高い信頼性と耐久性を持つ厚膜を作り出すことができます。これは、強靭でありながら軽量な強化プラスチック層を実現し、多種多様な産業でのニーズに応える技術です。しかしながら、全てのアプリケーションで高強度が求められるわけではありません。特に、腐食に対する耐性が必要な場合には、フレークライニング技術が適しています。

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弊社では、腐食や劣化に強い耐食性を備えた3種類の樹脂を使用したフレークライニングを提供しています。お客様の設備を長期にわたり保護し、延命するための最適な樹脂選択と防蝕設計をご提案することで、お客様のビジネスをサポートします。

腐食から大切な設備を守る

(株)RSテックは、防蝕ライニング専用の樹脂販売、防蝕設計、各種防蝕ライニング施工まで、一貫したサービスを提供しています。お客様のニーズに最適な防蝕対策をトータルにサポートいたします。

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