コンクリート防蝕システム RS#123    

RS#123は積極的にしみ込んで固まるから、剥がれない塗膜構造を作ることができるポリウレタンライニング工法です。

駐車場や工場の床・コンクリート槽など、過度な耐薬品性を必要としないコンクリート構造物に最適で、1液性塗料RS#123を塗り重ねるだけです。

安価で短時間作業を可能とし、コンクリートに含侵し硬化するタイプ、剥がれる心配がありません。

RS#123の塗布事例

RS#123は褐色透明のポリウレタン樹脂で、塗りやすく、コンクリートにしみ込んで固まります。

しみ込まなくなるまで3回程度塗り重ねて終了です。

塩酸や硫酸などの無機酸に耐性があります。

RS#123の幅広い用途

躯体強化としての用途

ポーラス構造の躯体であれば、積極的にしみ込んで固着する為、躯体強化としての用途があります。

1.劣化したコンクリート構造物の躯体強化と防蝕

2.鋼材の錆がひどい場合、下地処理ができない場合、上に防食塗装しても錆ごと落ちてしまう場合などにRS#123をしみ込ませて固着させれば、下地が強化されると同時に錆の進行を防ぎます。

3.スレートにも含侵固着が可能です。飛散防止の効果もあります。

4.木材にも含侵固着し、強化すると同時に、防腐材としての効果もあります。

耐久性用途

浸透性が良い強靭な耐蝕塗料であるRS#123をコンクリート表層に浸み込ませ、塗り重ねれば、そのコンクリート表層は非吸水性・耐蝕性・耐磨耗性に優れた構造となります。このコンクリート表層部はポリウレタン樹脂が含浸した状態になります。

プライマーとしての用途

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RS#123を塗布した躯体は強化され、しみ込んだ1mm前後の層は、ポリウレタンライニングとして成立しています。

しかし、より薬品耐性や摩耗耐性等が求められたとき、RS#123は躯体と上に塗るライニング材とのバインダーとして使用することで、2重防蝕にすることができます。もちろん着色の上塗り塗装も可能です。

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  1. RS#123+エポキシライニング
  2. RS#123+FRP
  3. RS#123+ポリウレア

メンテナンスは新規の設備と違って、そもそも躯体が弱いです。劣化や腐蝕が進行しているからメンテナンス補修をするのです。

弊社のライニングシステムは全てRS#123の躯体強化がベースになっていて、2重防蝕することにより差別化しています。

RS#123をプライマーとして販売する場合は、しっかり密着するよう適切に配合する為、上に塗る樹脂を確認しております。

お求めの際はこちらからお問合せ下さい。

RS#123ポリウレタンライニング工法の特長

  1. 誰でも簡単に施工できます。RS#123は1液性のポリウレタン塗料で、缶から出してローラーやハケで塗布するだけで硬化し、15~30分間隔で塗り重ねができます。3回程度塗り重ねしますが、全体としての施工時間は短時間で終わります。必要な用具は容器とローラー・ハケだけです。難しい技能はいりません。
  2. 普通の塗装より耐久性が優れます。コンクリートはポーラスな構造をしてますが、RS#123はそれに対し積極的にしみ込み固着、一体化することにより剥がれることが無く強固な躯体にすることができます
  3. RS#123がしみ込み一体化したコンクリートは、耐摩耗性が向上し、耐水・耐酸・耐アルカリ・耐油・耐洗剤・耐塩性を高水準に備えた構造になります。
  4. 施工の失敗が起きにくい仕様です。1液性で計量も不要、高温でも低温でも、ほぼ問題無く硬化します。人為的なミスで硬化不良などのトラブルについては心配ありません。
  5. RS#123は優れた速乾性がある事に加え、未硬化状態でも撥水します。
  6. 着色したければ、上塗りも可能です。プライマーとして使用する事も可能です。
  7. 鋼材で錆がひどい場合、RS#123をしみ込ませて固着させることにより、錆の進行を止めることもできます。

RS#123の施工方法

  1. コンクリート表面に水分・汚れ・レイタンスが付着していると、RS#123が十分に浸透できません。コンクリート表面の浮き物は電動工具等で除去し、清掃し乾燥状態にしてください。
  2. ハケ・ローラーで塗布します。最初は塗ってもコンクリートの吸い込みが多く、塗った部分は全部しみ込んで塗膜が表面に残りません。もう吸い込まなくなるまで数回塗り重ねてください。RS#123は速乾性ですから30分間隔程度で重ね塗りしていってください。
  3. しっかり乾燥したら終了です。
  4. さらにその上から耐蝕ライニングをしたい場合、または着色をする為上塗りをする場合は、十分に乾燥を確認してから行ってください。

使用量の基準は、プライマーとして使用の場合、新設コンクリートの素地で0.3kg/㎡を参考にしてください。ただし、素地の状況により含浸量が変動し使用量も変わります。

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