防食ライニング工法、RSJ#100無機セラミック配合特殊エポキシライニング

RSJ#100の防食ライニング工法で、最大の特長は高湿潤環境での施工を可能にしていることがあります。多くの塗装やライニングの工法では、湿潤環境下での施工は密着不良や硬化不良の原因となるため、施工する際には露点管理等が必要です。またコンクリート中はすでに水分が存在するため、表面の含水率を計測して、施工環境の管理をするケースもあります。それだけ湿潤環境での施工はリスクを伴います。

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弊社は様々な現場を経験し、この四季のある日本では湿度の高い時期もあり、また新設ではなく既設の設備をメンテナンスしていくことが主となっている現状では、劣化したコンクリートは大量の水分を含んだ状態となり、地下ピットやタンクの内面を施工する際は、外面との温度差で湿度管理が困難になるといったケースが多々あります。

RSJ#100のライニング工法は、湿度100%であっても、施工後に水中養生となる場合でも、従来施工困難な局面に対応が可能となります。

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無機セラミックを大量配合のRSJ#100

塗料中に無機セラミックを特殊な方法で大量配合を実現、幅広い薬品耐性のあるRSJ#100の耐食樹脂と、大量の無機セラミックによるハイブリッド構造を実現しています

液の透過(浸透)を限りなく遅延させる防食機能を充実させることは、塗膜の耐久性が向上し、安定的な塗膜の密着にも関係することから、長寿命化に大きく影響します。

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無機セラミックを配合させるメリット

  1. 液の透過を限りなく遅延させるバリア構造を塗膜内に形成、長寿命化ができる信頼度のきわめて高い防食塗膜層が出来上がります。
  2. 1度塗りで超厚膜をつけても硬化収縮による塗膜内にある残留応力の分散を可能にします。
  3. 耐熱性の向上
  4. 無機セラミックの硬度により、機械的強度が向上し、耐傷性・耐摩耗性が向上します。

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RSJ#100の耐食性と安定した接着性

RSJ#100の耐食性抜粋資料

塩酸15%ガソリン
塩酸10%灯油
硝酸10%重油
硝酸5%石油エーテル
硫酸60%トルエン
硫酸40%キシレン
硫化水素ナフサ
アンモニア 水40%硝酸塩
亜硫酸ベンゼン×
苛性ソーダアセトン×
1年間浸漬試験の参考耐蝕表

RSJ#100は耐酸性から耐アルカリ性まで、幅広い薬品耐性と、構造物との優れた接着性を有したエポキシ樹脂ライニング工法です。

RSJ#100は粘度調整すれば現場で耐食エポパテが作れる優れた作業性

RSJ#100は無機セラミックを大量に配合することにより超厚膜にすることが可能です。

さらに増粘剤を使用し粘度調整することにより、現場でRSJ#100のエポキシパテを作ることも可能です。

不陸調整(凹凸を平滑にする)やヒビの補修まで、一括で作業できる作業性の良さがあります。

水中でも硬化する特性と、パテ材になる作業性と、安定した接着性があるので、保管しておけば便利な補修材として活躍します。

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RSJ#100は無溶剤の環境にやさしい材料

RSJ#100は主剤と硬化剤の2液混合型塗料です。主剤にビスフェノールFを使用し、水にも環境にも優しい無溶剤でクリーンな防食ライニング工法です。

毒劇物の指定でもないので、安全に使用いただけます。

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まとめ

防食ライニング工法は多岐にわたりありますが、RSJ#100防食ライニング工法は、安定接着性と耐薬品性、無機セラミックによる防食機能を有した環境遮断性などを高い水準で兼ね備えています。

それに加え、湿潤環境でも水中でも硬化する特殊性や、現場でRSJ#100のエポパテができるなど、従来では施工できない状況の現場に、対応することができる防食ライニング工法となっております。

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