コンクリート構造物の防食メンテナンスで樹脂ライニングする場合はプライマーが重要

コンクリート構造物は、水や塩分の他、薬品や廃液など、様々な環境によって腐食や劣化を引き起こすことがあります。そして長期使用していく過程で、その腐食や劣化は進行していきます。

近年このような状況下では、設備を新規で作り直すより、補修して設備を延命し、長期で維持していく考え方が一般的になっています。

弱体化したコンクリート構造物の防食設計を考えるとき、どうしても樹脂の耐食性や防食性といった耐久性を重視し、薬品耐性や同様設備の実績といった事にこだわる傾向にあります。

強固な樹脂ライニング膜をコーティングする前に、弱体化したコンクリート表面の強化をする必要があるという事です。これはどの設備でも共通していることです。当社では、特殊なコンクリート用プライマーを防食設計に取り入れることで、弱体化したコンクリート表面の強化を実現しており、その上に耐食性樹脂によるライニングをすることで他仕様との差別化をしています。

(株)RSテックは、防蝕ライニング用樹脂の販売、防蝕設計、施工を一貫して行い、防蝕に関わるあらゆる問題解決を目指しています。お客様のニーズに合わせた最適な防蝕ソリューションを提供し、トータルサポートを通じて確かな安心をお届けします。

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防食ライニングしたときのコンクリート表面にかかる負担

コンクリートに厚膜の強固なライニング層を塗布すると、それだけコンクリート表面に負担がかかるのは、以下の2つの理由が考えられます。

具体的には、以下のような現象が起きるリスクがあります。

  1. コンクリートのひび割れ
  2. ライニング塗膜の剥がれ
  3. コンクリートの強度低下による剥落

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これが当社の考え方です。

弱体化したコンクリート表面の強化を目的としたRS#123プライマー

RS#123プライマーがコンクリート表面に積極的にしみ込んで固着することによって、表層に1mm程度の一体化した層ができれば、コンクリート表面は強化され、上に厚膜のライニング層を塗布しても十分な強度を得ることができます。

それは強固な塗膜で悪環境を遮断する防食ライニングにとって最適なプライマーとなります。

RS#123プライマーはコンクリートのポーラスな構造に積極的にしみ込んでいき固着するタイプの防食ライニング専用のプライマーです。

RS#123プライマーで防食ライニングするメリット・デメリット

RS#123プライマーを使用するメリット

RS#123プライマーを使用するデメリット

  1. プライマーは一般的には1回塗りですが、RS#123プライマーの場合、表層に1mm程度しみ込ませるためには3回程度は塗り重ねる必要があります。
  2. 一般的なプライマーよりも使用量は多くなる。
  3. 溶剤分が多いため臭気がある。
  4. 樹脂のしみ込み方は、そのコンクリートの状況によって異なるため、使用量は予測しにくい。

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まとめ

腐食や劣化が進行し、弱体化したコンクリート構造物を防蝕設計する場合、当社では防食ライニングに耐えうる躯体表層の強化を防食設計に必ず取り入れることにしております。なぜなら全ての現場で共通していえることであり、必須であると考えています。

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ここでは弱体化したコンクリート構造物を防食メンテナンスする場合には、躯体表層の強化を取り入れた防食設計が重要であり、躯体表層の強化を重視したRS#123プライマーのメカニズムを説明することで、プライマーの重要性を解説してきました。

是非、参考にしてみてください。

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